瀬戸の島から

2006年12月

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年末になって強い季節風が吹くようになりました。

穏やかな瀬戸の海にも白波がたちます。


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波頭が白く砕け、しぶきが波間を走ります。

こんな光景を「ウサギ飛ぶ海」と漁師さんは言います。


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波を蹴立てる船首には、小さな虹ができていました。

こんな日には、船も少し揺れます。


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普段は明るい瀬戸の海も今日は冬のくらい海。

屋島の沖の海も鉛色でした。

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琴平での忘年会の終わった後、海の神様金比羅さんに詣でました。

夜の9時過ぎ、参道には照明がついていますが、人はいません。

大門に到着。ここからが神域です。



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桜馬場の闇の中を抜けて旭社まできました。

広場の回廊には、吊し灯籠に灯りが入っています。

楠の巨木の枝を、ムササビが舞いました。


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最期の急な石段を登ると本殿前にでます。

照らし出されて石畳が、非日常的な雰囲気をつくり出します。


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扉の閉じている本殿に、今年のお礼をしました。


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そして、引き返します。

誰にも出会わなかった夜の参拝。

少し怖かったけれど、神を少し身近に感じた気になりました。

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小豆島・西光寺の大銀杏を誓願の丘より見つめました

5月 今年も枝一杯に新緑をつけました。


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そして11月下旬 瀬戸の島の遅い秋

空に近い枝先から落葉していきます。


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師走になっても、地に近い枝には黄葉が残ります。

「最期の葉」になるのは、どれかな?


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そして師走も、押し迫って枝だけの姿になりました。

「新しい年を迎える準備完了」のようにも見えます。


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今日は西光寺の「大師市」の日

人の世界は年の瀬の準備に、動きもせわしそうでした。

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重油流出から3週間たった今日のどぶち海峡です

「世界一狭い海峡」の白いラインは、なんだと思いますか?


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海峡の狭いところにも張ってあります.

私には「てるてる坊主を並べた」ように見えます。

重油の吸収マットだそうです。一週間前には張られるとすぐに真っ黒になっていました

今はご覧の通り、真っ白(?)です。


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海岸では、汚れた砂を回収する作業が続いています。

黒くなった砂を、作業員がスコップで袋詰めしています。

袋はドラム缶に密閉されていました。


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そして、他の回収物と一緒に岸壁に集められています。

最終的には、その他の汚染物と一緒に島から運び出されるのでしょう。

被害にあった700を越える海苔筏も撤去が終わったと聞いています。


ドラム缶にして300くらいの小規模の流出事故の顛末にしてこれです。

県の報告では「海苔筏以外に、漁業や環境への被害影響はみられない」ということです。

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土曜日に高松行きの6:36始発フェリーに乗船

日の出前、どぶち海峡がピンク色に染まります


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東の空の黒い雲に隠れて、太陽はなかなか姿を現しません。

まだ薄暗く、備讃瀬戸の航路灯が瞬いています。


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屋島方面の朝日を、2階甲板の窓から眺めます。

まるで「額縁の中の絵画」のようと、一人でご満悦。

でも風は冷たく、長い間は外にいることはできません。


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高松港着岸前に、太陽が姿を見せてくれました。

土庄港へ向かう同僚船が出て行きます。

さあ下船です。新しい一日の始まりです。

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10月に紹介した山口県上関の神興丸です

かつての北前船も、定期的にたで場に引き上げ、

船底で火を焚いて、船虫を燻りだしたと聞いています

この光景を見て、そんなことを連想してしまいました


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1週間ほどで修理が終わり、綺麗なツートンに仕上がりました

そして出港


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ドックから出て船足も軽く土庄湾をいく勇姿です。

この船、船籍は上関ですが、一年中、土庄湾で見かけます。

仕事場が小豆島にあるのです。


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この老船の今の仕事は、これです。

神戸に輸入された胡麻を、ここまで運んできます。

日本のごま油の半分以上は、この工場で作られているそうです。

そのため、いつも胡麻をいぶした香ばしい匂いが立ちこめている土庄港です


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世界で一番せまい海峡 どぶち海峡

そのいちばん奥に、半年繋留されたままの船がいます


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白と黒のツートンカラーの貴公子

名前は牛若丸


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その素性は?

ご覧の通り、関門海峡のクルージングに使われていた船のようです

かっこいいのに納得です!


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転売先を待っているようです

どんな名前で再デビューするのかな

アジアのどこかの海で再び、走り回るチャンスがありますように

そんな思いで、陸につながれたこの船を見ています

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フェリー岸壁に並んだリヤカーたち

彼らは今も島では、現役で大活躍中です


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島のフェリーは、こうして荷物だけも運びます

そこで活躍するのが、リヤカーです

荷物を載せたままフェリーに乗せられます

高松には荷受け人が引き取りに来る仕組みです


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かつて船で荷物を各港に運んだ「廻船業」の名残りです

青い軽トラックは荷物を引き取りにきた回漕(かいそう)店のものです


ちなみに、新車のリヤカーはいくらくらいだと思いますか?


新車があったので聞くと、一台約6万円くらいだそうです

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スーパマリンという高速艇です

今朝は、この船で高松から島へ帰ります


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巡視艇も一緒に、高松桟橋から出港です


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海の上から屋島と五剣山が対照的に見えます

源平の屋島合戦はこの二つの山に挟まれた海域で行われました

遠い昔のことです。今日は、初冬の低い太陽が海を照らします。


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備讃瀬戸の中間で同僚船とすれ違いました


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無事到着。操縦席から見えた土庄港です

この船の所要時間はフェリーの半分。値段は倍です

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いつもそばを通る西光寺の銀杏が目に留まりました


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境内に入ってみます

本堂よりも高く、丘の上に立つ三重の塔と

高さを競っているようにも見えます


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下から見上げると、何本もの木のように見えます


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根元には、尾崎放哉と種田山頭火の歌碑があります

世を拗ねて、世間からはじかれ、島に死に来た放哉

彼に庵を提供したのがこの寺の住職さんでした

以後、半年あまりの短い期間に死と向きあいながら

作られた句は秀作ばかり


咳をしても一人

先日の日曜日に鳥取の投入堂に、蒜山経由で行くつもりでした。
晩秋の蒜山(ひるぜん)の紅葉が見られたらと思ったのです。

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しかし

蒜山ICを下りるとあたりは、真っ白。
今年、初めての積雪だそうです。

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鏡成(かがみなる)まで、上がるとさらに雪の量は増えました。
くるぶしを越える雪の量です。

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葉っぱを落とした木々の枝も雪化粧で白く変身


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そして、鳥取へ下る道は閉鎖
すごすごと、来た道を引き返しました。

でも、思わぬ「冬の到来」を、見ることができました。

感謝

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今週に入って、冬への歩みが足踏み状態の瀬戸内海。
風も弱く晴天の日が続きます。

暖かさに誘われて、フェリーの甲板に揚がってみます。

一枚目 甲板最後尾のベンチが私の指定席。
右手の平べったい山が源平の古戦場「屋島」です。

フェリーが、本線を行く船を避けるため、大きく航路を変えます。

2枚目 右手に出てきた船は「貨物船」としか、私には分かりません。
船籍は日本ではないようです。

その船を見送って、前方を見ると同じ大きさの船が等間隔で
地蔵崎灯台の方に進んでいくのが見えました。

まるで「艦隊行進やな」と、呟いてしまいました。
ただ、それだけのことです・・。

「備讃瀬戸東航路、本日も異常なし」です

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原油の流出事故から1週間
重油を流したタンカーも多度津に曳航され、
姿が見えなくなりました。

海も空を映して青く見えます。
いつもの海に、もどったかのようですが、少し違います。

一枚目 国や県の出先機関の視察団の姿をよく見かけます。
    視察しているのは、岸壁の洗浄作業です。

2枚目 小型船が、中和剤を吹き付けています。

3枚目 別の中和剤を付けて岸壁をこすります。
    そして、落ちた重油の成分をスポンジで吸い取っていました。

港からは、重油流出の痕跡は消えつつあるように見えます。
落ち着きを取り戻し「平常への復帰」が、始まりました。

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鳥取県・三徳山の投入堂を見てきました。
小豆島の洞窟霊場を紹介していると、
「投入堂みたいですね」と、多くの人から言われたので
以前から行きたかったのです。

一枚目 入山場所でまず、関門が待ち受けていました。
バスケット・シューズでは、滑りやすく入山を許可できないとのこと。
わらじに履き替えることを求められました。

ブナの大木の根を掴みながら、雪で滑りやすくなった道を登ります。
「登山道」は、人の手をできるだけ入れない方針のようです。

2枚目 40分ほどで着いた文殊堂の屋根には、土曜日に降った雪が残っていました。
岩壁にも手すりは、つけていません

最後が 投入堂です。
岸壁にへばりつくような建物に「孤高」さを感じました。

投入堂について詳しく知りたい方は、下のTBをご覧下さい。

「観光化」や「安全」・「サービスの提供」とは違う方向で、
信仰の場を守ろうとする姿勢に、いろいろと考えさされました。

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汚れた海を見て、腹が立ったので
「口直し」に寒霞渓へ

いつもの通り「四望頂」バス停のモミジを見ると・・
寒霞渓の紅葉は、これにて終了。

今年の定点観測の記録を残しておきます。
一枚目 11月30日
2枚目 11月23日
3枚目 11月11日

4枚目、木の陰が落ち葉を、まとっているように見えました
これでは満足できない方は、紅葉台の方にお回り下さい。
里は、まだまだ見られますよ

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豊島沖のタンカーから流れ出した重油が
土庄湾に入り込んできて、海が黒く青光りして見えます。

30日は、こんな光景が見えました。
噴水のように見えましたが、中和剤をまいているようです。
船名は「すいりゅう」と読めました。


海岸は、今までの白い砂浜が一変
墨で文様を書いたようです。
刺激臭がします。

悲しいやら、腹が立つやら・・・。

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