
昭和8年に、島遍路を巡った写真です。
小さな孫を2人連れた巡礼団です。
歩いて7日間で巡っています。

麦畑の中を、孫を肩に乗せて歩いているようです。
70年前は、遍路さんも着物姿です。

疲れた子供を、背負っているようです。
子供もおじいちゃんもおばちゃんもタフです。

島遍路は、先達さんに連れられて集団でやってきます。
伊勢講や立山参りの「講参り」と同じ形態です。
お四国さんのように個人でお参りする人は、少ないようです。

今の遍路さんたちにも、それは色濃く残っています。
もうひとつ特徴的なのは、遍路さんの地域の偏りです。
播磨・備前・因幡・伯耆などの農家の人たちが多いのです。
特定の地域以外からは訪れる人は、ほとんどいません。

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