茅葺きのお寺 長善寺
原付バイクで旧琴南町下福家をフィールドワーク中


旧長善寺(まんのう町勝浦)
石垣と白壁に囲まれた要塞のような印象
そして屋根が茅葺き?
早速行ってみることにします。
正面の階段を上ると・・長善寺鐘楼 鐘がない!
茅葺きの鐘楼です。
しかし、つり下がっているのは??? 大きな石材です
旧長善寺本堂
「琴南町誌」に、このお寺についてこんな記述がありました。
勝浦本村の中央に、白塀を巡らした総茅葺の風格のある御堂を持つ長善寺がある。この寺は、中世から多くの土地を所有していたようである。勝浦地区の水田には、野田小屋や勝浦に横井を道って水を引いていたが、そのころから野田小星川の横井を寺横井と呼び、勝浦川横井を酒屋(佐野家)松井と呼んでいる。藩政時代には、長善寺と佐野家で村の田畑の三分の一を所有していた。
長善寺は浄土真宗の名刹として、勝浦はもちろん阿波を命めた近郷近在に多くの門信徒を持ち庶民の信仰の中心となった。昭和の初期までは「永代経」や、「報恩講」の法要には多勢の參拝借があり、植木市や露天の出店などでにぎわい、また「のぞき芝居」などもあって門前市をなす盛況であったという。
勝浦地区の政治・文化・宗教センターとして機能してきたお寺のようです。
「生きることはすばらしいしかし いつまでも生きられないことを知ったときそれはさらにすばらしい」
この言葉を繰り返しながら境内で「哲学」(?)しました。
境内は綺麗に手入れされています。
庫裡には人も住まわれている気配。
それと、あの鐘はどこに・・
現在の長善寺
旧勝浦小学校前に突然現れた新寺。
これは本勝浦にあった長善寺が「移転」してきたものなのです。
そして、鐘もここへ移されているようです。
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