襟裳岬の最突端には何があるの?

9月末の快晴の空の下、「黄金街道」を襟裳岬に向けて車を走らせる。
襟裳の集落を抜けて、岬の駐車場を目指す。

駐車場はガラガラ。
侮れない食堂で「海鮮丼」で昼食を済ませて岬に向かう。
お店の小父さんは「灯台の向こうの断崖まで行って還ってくる人がほとんど。
階段下りて、先端まで行くのは物好きの1割」と笑って話してくれた。

強い風に背中を押されながらまずは、燈台をめざす。

襟裳岬の灯台と展望台に立つ。
四国の室戸岬や足摺岬と異なるのは樹木がなく360度の展望が開けること。
快晴の天候の中、開放的で伸びやかな印象を、この日の襟裳岬は与えてくれた。

展望所そばの急な階段を下りていく。
ここから先にも人家がある。

広場には昆布が干されている。日高の海岸でどこでも見られる光景が、岬の先端まで続く。

遊歩道の石畳の間から顔を見せていた花を見て一句、
「風つよき 襟裳の岬に 低く咲く ナマエシラズ」 お粗末様

強い風と風雪のために木々が茂らないのか、岬周辺は一面の笹の原。
その中を道は続く。

そして最先端へ

日高山脈から続く山嶺が、海に続いているのがよく分かる。
巨大恐竜の背骨のようにも見えてくる。
看板には「突端」とあるが・・・

足下を見るとまだ青い屋根の人家がある。
岬最先端の人家の向こうには鳥居が立っている
岬自体が人々の信仰の対象となっているようだ。

振り返ると展望台と地下施設となっている「風の館」が見える。
下りてきた道を引き返し、燈台の西側を歩いてみる。

探していた歌碑があった。
この歌を聴いてから40年以上の月日が流れている。

思い描いていたイメージを裏切られることはなかった襟裳岬だった。

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